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小さな頃から母や祖父と五島や長崎の色々な教会に連れて行ってもらっていました。五島に行った時に母から教わった「初めて行った教会で願い事をすると叶う」という一言から長崎県の教会を巡ることを始めました。
長崎には137の教会があります。単純計算で137個の願いが叶うことになります。大した願い事ではありませんが皆の健康と毎日幸せに暮らせることを願っています。教会を巡る内にカトリックのゆかりの地があることも知りも巡る事になりました。
先人の精神はとても真似出来ないものです。禁教の時代、キリシタンにとって卑劣な時代でした。
キリシタンとわかったら殺される時代、ただただ命をかけて信仰を守っていました。自分がその時代に生きていたら踏み絵も自分だったらもしかして踏むと思います。カトリックとバレて、「お役人様、いやいや違いますよ」とか言って、嘘もすぐにバレて火あぶりの刑で殺されていたでしょう。
幼児洗礼でペトロという名前を貰い、キリシタンの血を受け継ぎました。
自分の命をかけて信仰を守ることはできないかも知れないけど、自分に出来ることをしようと考え、綺麗な教会やこのような人がいたとかこんな歴史があったとか知ってもらいたく筆をとりました。教会も古くなると建替えをしたりして古く素晴らしい教会を絵に残したいと言う思いもあります。
それとキリシタンの歴史の中で活躍した女性は大勢います。しかし資料も少なく絵や写真にほとんど残っていないのが現実です。先人たちの精神を伝えていきたいと言う思いもあり、特にそう言った資料でしか残っていない女性がどんな女性像だったかを資料を集め現地に行き想像して描きました。その存在を知っている方は少々美化している部分もあるとお思いかもしれませんがご愛嬌と云う事で。
ペトロ濱口龍
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